沖縄県/平和祈念資料館にて

2006.10.05(木)


 今回の旅行の目的の一つは、沖縄の歴史の暗い部分を見てくること。
 琉球王国だったものが、明治政府によって日本に併合され、沖縄戦では市民を巻き込んで本土の盾にされ、戦後はアメリカの統治を経験し、それでも日本への返還を切望した地域。歴史に翻弄されてきたはずなのに、アイデンティティを失わず、音楽や食文化など、多くの人を惹きつける沖縄。学ぶ価値がありそうじゃないですか。
 この資料館は、自分が知りたかったことが期待にたがわず展示されていました。それにしても、明治政府の琉球併合は「琉球処分」と呼ぶんですね。“処分”って、どういうこと?!
 資料館の建物は全体が緩やかにカーブしており、赤瓦の三角屋根が並ぶ美しいものでした。