001.コンタクトレンズ


ワンデーアキュビュー Johnson & Johnson

 私は15年ほどコンタクトレンズを使っている。ハードレンズ、ソフトレンズと色々使ってみたが、今は使い捨てコンタクトレンズを使っている。

 コンタクトレンズは眼球のカーブに合わせたお椀型をしているが、ソフトコンタクトレンズの場合フニャフニャした素材で、よく裏返しになってしまう。そのまま装着すると痛みや異物感を感じることがあるので、装着する前に必ず裏表を確認する必要がある。
 取り扱い説明書には、裏返ったレンズはお椀の縁が外側に反り返った形になるので、その形状の違いで区別するよう書かれているが、私には非常に難しかった。

 私の使っている使い捨てレンズは、Johnson & Johnsonのワンデーアキュビューという製品だが、使い始めてしばらくして、仕様が大幅に変わった。レンズの本来機能の改善については私には分からないが、使い勝手を改善するいくつもの工夫がされていてちょっと嬉しかった。

  • レンズ自体に薄く色をつけて、レンズを落とした時などに見つけやすくなった。もちろん、装着した時に視界に色がついたように感じられるほどではない。
  • そして、レンズの表面に「123」という表示が書かれており、これが正しく読める向きかどうかで、レンズの表裏がわかるようになった。
  • レンズ自体がやや硬めになり、形状がしっかりした。これによって、裏向きと表向きの形状の違いが分かりやすくなった。

 また、ワンデーアキュビューではないが、左右の度数が違う場合に間違えないように、一方のレンズにだけ「+」マークが書かれているというものを見たことがある。

 ユーザビリティというと、ついつい高度なハイテク機器をイメージするが、コンタクトレンズのようなシンプルな(?)製品でも、工夫次第でユーザビリティを向上させることが出来る。


2003.06.15作成